豆腐の泡を消す魔法の消泡剤って一体何なの!?
消泡剤とは何なのか?
消泡剤とは名前の通り、泡を消すものです。私たちには聞きなじみのない言葉かもしれませんが、普段食べている食品の中にも入っています。例を挙げるならば豆腐の中です。豆腐にはサポニンという物質が混合しており、その物質は水に溶かすと泡が出るという性質を持っています。その泡をできる限り消すために消泡剤が存在するのです。豆腐の泡を消すことによって、日持ちを良くしたり腐りにくくする効果があります。
消泡剤って健康に悪いの?
消泡剤というのは、食品添加物の一つです。食品添加物というと、健康に悪そうといったイメージを持たれる方が多いと思います。しかし、大きく見ると食品添加物なのですが、ジャンルとしては加工助剤として扱われています。先程から豆腐を例にして話していますから再び豆腐の例を出すことにしましょう。確かに豆腐には消泡剤が入っています。しかしながら出来上がった豆腐には消泡剤としての成分というのは一切残りません。元から食品添加物=悪、健康に悪いといったイメージのある方にはあまり良い印象ではないかもしれませんが私たちの体に害するものではありません。ですから、気持ち的な問題で摂取したくないという人はいるかもしれませんがそこまで気にする必要はないようです。
消泡剤を用いることの勧め
最後になりますが結論としてできる限り消泡剤は利用すべきです。先程も述べたように豆腐に消泡剤を用いることで豆腐が空気に触れる面積が減るため、日持ちしやすく腐りにくくなります。私たちの生活にとってメリットばかりです。また自宅で泡を伴う料理をした際にはホームセンター等で消泡剤を購入して保存を長持ちさせるために利用してみてはいかがでしょうか。
消泡剤はさまざまなタイプのものがあり、その一つの界面活性剤タイプは高級アルコール誘導体や脂肪酸誘導体が主成分で、抄紙や排水用として使われています。